原題
Characterizing Proton-Induced Biological Effects in a Mouse Spinal Cord Model: A Comparison of Bragg Peak and Entrance Beam Response in Single and Fractionated Exposures.
背景:この論文では、脊髄組織における副作用の発症に対する陽子線治療(PT)パラメータの影響を調査し、臨床計画で使用される普遍的に固定された相対的生物学的有効性(RBE)値1.1に挑戦している。
方法:マウスモデルを、シングルまたはマルチフラクション処理を用いて、ブラッグ曲線に沿った様々な点でPTに供した。評価は1年間にわたって実施され、放射線誘発性脊髄症が主要な生物学的エンドポイントとされた。
結果:マルチフラクション処理のRBE値は、単一処理よりも高いことがわかった。ブラッグピークで処理したマウスでは、エントランスと比較して麻痺のより速い発症が見られた。
結論:結果は可変RBE値を示唆し、PTにおける普遍的に固定された値の再考を促し、RBEを決定する際に分画を考慮することの重要性を強調した。プロトン誘発毒性の理解は、患者の治療に関する意思決定に役立つ。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.12.031
PMID: 38310485
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