集中治療に合わせて調整されたコンピュータ化された意思決定支援アラートが、高リスクの薬剤併用の投与とそのモニタリングに及ぼす影響:クラスターランダム化段階的ウェッジ試験。

原題
The effect of computerised decision support alerts tailored to intensive care on the administration of high-risk drug combinations, and their monitoring: a cluster randomised stepped-wedge trial.
背景:薬物間相互作用(DDI)は集中治療室(ICU)の患者を危険にさらすが、これを緩和することを目的とした臨床意思決定支援システム(CD SS)はしばしば警戒疲労につながり、患者の安全性を低下させる。
方法:オランダの9つのICUで実施された研究では、クラスターランダム化段階的ウェッジ介入を試験した。これにより、CDSSは、そのような相互作用の数を減らすことを目的として、高リスクの潜在的なDDIのみを警告するように調整された。
結果:この介入により、患者1人当たり1,000回の薬剤投与当たりに投与された高リスクDDIが12%減少し、個別化されたアラートがICUにおける薬剤の組み合わせの管理に有用であることが示された。
結論:ICU環境に合わせてDDIアラートを調整することで、高リスクの薬剤の併用が減少し、他の臨床環境でのより広範な適用の可能性が示唆される。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(23)02465-0
PMID: 38262430

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