原題
Essential requirements for reporting radiation therapy in breast cancer clinical trials: an international multi-disciplinary consensus endorsed by the European SocieTy for Radiotherapy and Oncology (ESTRO).
背景:欧州放射線治療腫瘍学会(ESTRO)は、癌治療における精密放射線治療(RT)を最適化することを目的とし、RTにおける品質保証(QART)が治療成績に及ぼす影響を強調している。
方法:修正されたDelphiプロセスを通して、国際的な乳癌専門家によってコンセンサス勧告が策定された。RTを含むすべての臨床乳癌試験について、症例報告書(CRF)テンプレートが作成された。
結果:QARTプロトコールを統合した臨床試験では、RTの適用は実際には様々であるが、最小限の毒性で生存率の改善が示された。乳癌の全身療法試験におけるRTに関する情報は依然として限られている。
結論:ESTROが承認したガイドラインは、RT計画プロトコルおよび集中化されたQARTの遵守を強調し、逸脱を最小限に抑えることを目的としている。臨床試験および日常診療においてこれらの診療を実施することは、質の高いデータを得るために不可欠である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.110060
PMID: 38122852
Open Access
コメント