ネオアジュバントおよびアジュバント免疫チェックポイント遮断薬を投与された固形腫瘍患者における致死的毒性を含む治療関連有害事象:ランダム化比較試験の系統的レビューおよびメタアナリシス。

原題
Treatment-related adverse events, including fatal toxicities, in patients with solid tumours receiving neoadjuvant and adjuvant immune checkpoint blockade: a systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials.
この研究では、周術期のがん治療に免疫チェックポイント遮断を追加した場合の安全性への影響を調査している。

方法:複数の学術データベースにわたってランダム化比較試験の系統的レビューおよびメタアナリシスを実施し、癌治療への免疫チェックポイント遮断の追加を検討した。

結果:治療関連死の有意な増加はなかったが、免疫チェックポイント遮断は、高グレードの有害事象の発生率および治療中止につながる機会を増加させた。発生率の増加は、補助療法で顕著であった。

結論:将来の試験のための安全な洞察を提供するが、臨床医は患者を注意深く監視すべきである。その有効性にもかかわらず、免疫チェックポイント遮断は有害事象のリスクを増大させ、治療中止につながる可能性がある。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00524-7
PMID: 38012893

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