原題
The feasibility of level Ib-sparing intensity-modulated radiation therapy in patients with nasopharyngeal carcinoma and high-risk factors classified based on the International Guideline.
背景:本研究は、国際ガイドラインに基づいて、高リスクの上咽頭癌(NPC)患者に対するレベルIbを温存する強度変調放射線療法(IMRT)の実行可能性を検討することを目的とした。
方法:約1,000例の非転移性NPC症例を、患者を3つの研究グループに分離する4つの高リスク因子で評価した。再発率および領域無再発生存率を評価した。
結果:Ibリンパ節転移陰性の患者では、再発率はコホート間でばらつきがあったが、マッチさせたコホートCでは両群とも0.6%と著しく低かった。5年領域無再発生存率は、群間で有意なばらつきを示さなかった。
結論:レベルIbを温存するIMRTは、特異的な高リスク因子を有するNPC患者に対して安全であると考えられる。特定のタイプの病変を有する患者に対するレベルIbの予防的照射の必要性を確認するために、さらなる研究が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.110027
PMID: 38008418
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