原題
Oral chemotherapy versus observation alone in nasopharyngeal carcinoma patients with persistently detected circulating cell-free Epstein-Barr virus DNA during follow-up.
背景:鼻咽頭癌(NPC)および持続性循環エプスタイン-バーウイルス(EBV)DNAを有する患者は、高い腫瘍再発リスクにもかかわらず、積極的に治療されるよりも観察されることが多い。
方法:追跡期間中に持続的なEBV DNAを有する431人の非転移性NPC患者の後ろ向き研究を分析した。79人は経口化学療法を受け、他の352人は単独で観察された。
結果:経口化学療法を受けた患者は、修正無病生存率(mDFS)および無病生存率(DFS)の中央値が高かったが、全生存率(OS)は高くなかった。様々な因子に関するサブグループ解析では、mDFSに対する経口化学療法が一貫して支持されていた。
結論:経口化学療法は、持続的なEBV DNA検出を伴うNPC患者のmDFSおよびDFSを有意に延長させる。これらの患者に有益である可能性があるが、さらなる検証が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.110032
PMID: 38007040
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