多発性骨髄腫における放射線治療の実世界での利用:Connect®MMレジストリの分析。

原題
Real-world Utilization of Radiation Therapy in Multiple Myeloma: An Analysis of the Connect® MM Registry.
背景:放射線治療(RT)は多発骨髄腫(MM)の管理に重要であり、一般的な副作用である骨痛の症状を軽減する。しかし、実際の使用に関するデータは限られている。
方法:大規模な前向き観察研究であるConnect®MMレジストリは、米国のコミュニティサイト全体の成人MM患者におけるRTの使用と人口統計学的要因を調査した。
結果:3011人の患者のうち、30%がRTを受けた。パフォーマンスステータス、病期、形質細胞腫の既往、新規薬剤の使用、骨病変または骨粗鬆症、民族、コホート、および死亡直前の治療ライン数などの因子が、RTの使用に有意に影響した。
結論:RTは実際のMM管理で頻繁に使用されており、特に治療選択肢が最小限の場合に、症状を緩和し、全身療法を補完する上で重要な役割を果たしていることが示されている。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2023.11.004
PMID: 37984714

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