原題
Treatment With Niraparib Maintenance Therapy in Patients With Newly Diagnosed Advanced Ovarian Cancer: A Phase 3 Randomized Clinical Trial.
背景:個別化された開始用量(ISD)によるニラパリブ維持療法の有効性は、手術後に残存病変のない患者を含む、新たに診断された進行卵巣癌(aOC)を有する広範な集団において、さらなる調査を必要とする。
方法:この第3相試験では、新たにaOCと診断され、プラチナ製剤ベースの化学療法を受けた患者384人を登録した。特定の因子に基づいて、ISDとともにniraparibまたはプラセボを投与する群に無作為に割り付けた。主要エンドポイントは無増悪生存期間(PFS)であった。
結果:niraparib群のPFS中央値は24.8ヵ月であったのに対し、プラセボ群では8.3ヵ月であった。PFSの有益性は、術後の残存病変またはバイオマーカーの状態に関係なく観察された。有害事象による治療中止率は両群で同程度であった。
結論:ISDを用いたNiraparib維持療法は、新たにaOCと診断された患者のPFSを延長するのに有効かつ安全であった。
ClinicalTrials.gov識別子:NCT03709316。
Journal: JAMA Oncol
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.2283
PMID: 37440217
Open Access
コメント