原題
Long-Term Follow-Up of the Response-Adjusted Therapy for Advanced Hodgkin Lymphoma Trial.
背景:本研究は、進行ホジキンリンパ腫患者に対する従来の治療ルーチン(ABVD)からブレオマイシンを除去することによる漸減治療の非劣性を確認することを目的とした。
方法:評価は、長期的な治療効果と安全性に集中した。特に、強化治療を受けたiPET陽性患者に焦点が当てられた。
結果:7.3年後、生存率は無増悪生存率で78.2%、全生存率で91.6%であった。iPET陽性患者は65.9%と83.2%と低い割合を示した。二次悪性腫瘍の発生率は、BEACOPP治療よりもABVD/AVD治療の方が高かった。
結論:これらの結果から、iPET陽性患者におけるデエスカレーション治療の非劣性およびエスカレーションの有効性が確認され、二次悪性腫瘍の増加は認められなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01177
PMID: 37883739
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