原題
Outcomes in Children, Adolescents, and Young Adults With Down Syndrome and ALL: A Report From the Children’s Oncology Group.
背景:ダウン症候群(DS)およびB-ALL(B細胞急性リンパ芽球性白血病)の小児は、再発率、毒性、および死亡率が高い。2003年から2019年の間の小児腫瘍学試験からのデータが研究された。
方法:分析には、4つのB-ALL標準リスクおよび高リスク試験に参加した1~30歳のDS患者(743人)および非DS患者(20,067人)が含まれた。
結果:DS患者は、特に高リスクのサブグループにおいて、より高い微小残存病変、より悪い5年イベントフリー、および全生存率を報告した。また、再発、寛解期死亡、導入期死亡、粘膜炎、感染症、高血糖、発作などの副作用も多かった。
結論:B-ALLを有するDS患者は、より高い再発率および治療関連死亡率を経験する。転帰を改善するためには、より毒性の低い治療戦略が必要である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00389
PMID: 37890117
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