原題
Cetuximab rechallenge in molecularly selected metastatic colorectal cancer: the randomized CAVE-2 GOIM trial.
背景:抗EGFR再投与は、難治性転移性結腸直腸癌(mCRC)のサブグループに有益である可能性がある。
方法:ランダム化第2相CAVE-2 GOIM試験では、血漿ctDNA CGP(FoundationOne Liquid CDx)により選択されたRAS/BRAF野生型mCRCを登録し、患者をセツキシマブ+アベルマブ(n=104)またはセツキシマブ単独(n=52)に2:1の割合で無作為に割り付けた。主要評価項目は全生存期間とした。
結果:mPFSは5.3ヵ月対4.3ヵ月(HR 0.78、P=0.158)、mOSは14.8ヵ月対12.9ヵ月(HR 1.00、P=0.983)であった。事前に計画された解析では、病原性変化(「陰性過剰選択」)のない患者156人中124人でmPFS(5.35ヵ月対3.65ヵ月、HR 0.62、P=0.017)およびmOS(15.0ヵ月対11.1ヵ月、HR 0.61、P=0.037)が改善したことが示された。
結論:アベルマブを追加してもセツキシマブの有効性は増加しなかった。リキッドバイオプシーCGPは、抗EGFR再投与からベネフィットを得る可能性のある患者を特定する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.12.014
PMID: 41443411
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