閉経前および閉経後の女性における認知障害および化学内分泌療法と内分泌療法の比較:RxPONDERランダム化臨床試験の二次解析。

原題
Cognitive Impairment and Chemoendocrine vs Endocrine Therapy in Pre- and Postmenopausal Women: A Secondary Analysis of the RxPONDER Randomized Clinical Trial.
背景:乳癌治療は癌関連の認知障害(CRCI)を引き起こす可能性があり、内分泌療法(ET)と化学療法併用内分泌療法(CET)の比較効果は不明である。

方法:RxPONDER(NCT01272037)の二次解析。HR+/ERBB2-乳癌を有する女性568名のうち、患者報告認知機能(PCF Tスコア)をベースライン時、6ヶ月目、12ヶ月目、および36ヶ月目に測定した。参加者はCETまたはETに無作為に割り付けられ、解析は閉経状態によって層別化された。

結果:CETは、閉経前女性と閉経後女性の両方で、より大きく持続的なPCF低下と関連していた。平均縦断的差(CET対ET)は、閉経前で-3.02(95%CI-5.33~-0.72;P=.01)、閉経後で-2.37(95%CI-3.92~-0.82;P=.003)であった。

結論:CETはET単独よりも長期の患者報告CRCIをもたらし、認知への影響を緩和するための介入が必要である。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.5220
PMID: 41379459

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