原題
Stereotactic Body Radiation Therapy Augmented Checkpoint Inhibitor Immunotherapy Response in Heavily-pretreated Metastatic Osteosarcoma.
背景:免疫抑制性微小環境のため、再発/難治性(R/R)骨肉腫における免疫療法の有効性は限られている。SBRTには免疫調節作用がある可能性があるが、ICIとの併用は十分に研究されていない。
方法:ICI+SBRT(n=18)、ICI+CRT(n=23)またはICI単独(n=21)で治療した62人のR/R骨肉腫患者(2020-2024人)の後ろ向きレビュー。照射及び非照射病変の放射線学的反応,毒性,末梢血フローサイトメトリー,及び腫よう内リンパ球を分析した。
結果:ICI+SBRTはICI単独/ICI+CRTと比較して優れた全身反応を示し、PFS中央値は5.68ヵ月、全生存期間中央値は12.0ヵ月であった。非放射線病変は改善し、アブスコパル効果が示唆された。SBRTの反復は有益性を維持した。グレード3-4の毒性には、肺炎(22.2%)、気管支胸膜瘻(5.6%)、リンパ球減少症(5.6%)が含まれた。ベースライン時のCD3高値およびNLR低値はアブスコパル反応と相関しており、SBRT後の腫瘍ではCD8およびPD-L1の増加が認められた。
結論:SBRTはR/R骨肉腫におけるICIの有効性を高める可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.11.042
PMID: 41325874

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