炭素イオン線治療で治療された非扁平上皮頭頸部がん患者における口腔咽頭粘膜毒性に対する線量および線量平均線エネルギー付与の影響。

原題
Impact of dose and dose-averaged linear energy transfer on oro-pharyngeal-mucosal toxicity in patients with non-squamous head and neck cancers treated with carbon-ion radiotherapy.
背景:頭頚部炭素イオン放射線療法における高LETdおよびRBE加重用量はしばしば口腔咽頭粘膜を照射し,口腔上顎洞フィステル(OAF)を含む重度の後期毒性を生じる。臨床的および線量測定的予測因子を評価した。

方法:51のCIRT計画(68.8 Gy/16 fx)を分析し、21例後に粘膜温存計画(D<70 Gy)を導入した。DはmMKMで再計算し、LETdと線量体積指標は転帰と相関した。 結果:MS-CIRTは制御を維持しながら粘膜用量を低下させた。7人の患者がグレード3のOAFを発症した(MS CIRT後に2人)。粘膜D>70 GyはOAFを予測した;D≧63 GyおよびLETd≧75 keV/μmの>1 cm粘膜では、2年OAFフリー率は38%対100%であった(p<0.001)。 結論:粘膜温存計画および粘膜用量LET容積制約の最適化は、CIRT後の後期グレード3 OAFを減少させる可能性がある。 Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5) DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111314
PMID: 41318000

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