EGFR変異を有する進行NSCLCにおけるオシメルチニブと化学療法の併用による生存。

原題
Survival with Osimertinib plus Chemotherapy in EGFR-Mutated Advanced NSCLC.
背景:初期の結果から、EGFR変異を有する進行NSCLCにおいて、オシメルチニブ+プラチナ製剤-ペメトレキセドは、オシメルチニブ単独と比較して無増悪生存期間を改善することが示され、最終的な全生存期間のデータが待たれていた。

方法:EGFRエクソン19欠失又はL858R変異を有する未治療の進行NSCLC患者を対象とした第3相非盲検無作為化試験(N=557)で、オシメルチニブ80 mg/日+ペメトレキセド/プラチナ製剤とオシメルチニブ80 mg単独を比較した。主な副次評価項目:全生存期間。

結果:OS中央値47.5対37.6ヵ月(HR 0.77、95%CI 0.61-0.96;P=0.02)。グレード3以上の有害事象:70%対34%、オシメルチニブの中止:12%対7%。

結論:オシメルチニブにプラチナ-ペメトレキセドを追加すると、OSは有意に延長したが、可逆的な高グレードの毒性は増加した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2510308
PMID: 41104938

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