術前補助療法後の経過観察戦略によって管理された直腸癌患者における長期の肛門直腸機能:横断研究。

原題
Long-term anorectal function in rectal cancer patients managed by a watch-and-wait strategy after total neoadjuvant treatment: a cross-sectional study.
背景:本研究は長期のこう門直腸機能および直腸毒性を,watch-and-waitにより管理したTNT後の完全反応を有する直腸癌患者で評価した。

方法:2年以上追跡した70人の患者(2014年12月、2020年11月)の横断研究。半構造化面接では、妥当性が確認された尺度(RTOG/EORTC、LENT/SOMA、Wexner、LARS、MSKCC BFI)を用いた。ロジスティック回帰により危険因子を同定した。

結果:追跡期間中央値43ヵ月。晩期直腸毒性グレードI 40.0%、II 1.4%、III以上なし。便意切迫感60%。LARS 16中央値(小17.1%、大15.7%)、Wexner 2中央値、MSKCC BFI 82.5。喫煙は機能障害のオッズを上昇させた(OR 6.56、95%CI 1.56-27.59)。

結論:緊急性は一般的であったが、ほとんどは許容可能な機能を保持しており、喫煙は有意な危険因子であった。より大規模な前向き研究が必要であった。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02732-6
PMID: 41102815

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