子宮頸癌におけるセンチネルリンパ節生検単独またはリンパ節郭清との併用。

原題
Sentinel-Lymph-Node Biopsy Alone or with Lymphadenectomy in Cervical Cancer.
背景:早期子宮頚癌におけるセンチネルリンパ節生検(SLNB)単独と骨盤内リンパ節郭清を比較したデータは限られている。

方法:ステージIA1(LVSIを伴う)、IA2、IB1、IIA1の患者を登録した多施設ランダム化非劣性試験。術中SLN陰性の患者は、SLNBのみまたはリンパ節郭清に1:1で無作為に割り付けられ、全員が子宮摘出術および標準化された補助療法を受けた。主要評価項目:3年無病生存率(非劣性マージン5%)。

結果:患者838名;追跡期間中央値62.8ヶ月。3年DFS:SLNB単独群96.9%対リンパ節郭清群94.6%(差-2.3%;95%CI-5.0~0.5;非劣性)。がん特異的生存率はSLNBの方が良好であった。SLNB単独群では、後腹膜再発が少なく、リンパ管罹病率も著しく低かった。

結論:SLNB単独はDFSに対して非劣性であり、外科的合併症を減少させる。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2506267
PMID: 41092328

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