PI 3 K変異を有する限局性大腸癌に対する低用量アスピリン。

原題
Low-Dose Aspirin for PI3K-Altered Localized Colorectal Cancer.
背景:アスピリンは結腸直腸新生物を減少させ、観察データは、PI3K経路突然変異を有する腫瘍における診断後の転帰を改善する可能性があることを示唆しており、無作為化された証拠はなかった。

方法:二重盲検RCTでは、PI3K経路の体細胞変異体を有するステージI-IIIの直腸またはII-IIIの結腸癌患者を、アスピリン160 mgまたはプラセボを毎日3年間投与する群に無作為に割り付けた。A群はPIK3CAエクソン9/20のホットスポット(主要評価項目:再発)で構成され、B群はその他の中等度/高度に影響するPI3K変異体で構成された。

結果:PI3K変異腫ようでは,3年再発率はA群でaspirin群7.7%vsプラセボ群14.1%(HR 0.49;P=0.04),B群で7.7%vs 16.8%(HR 0.42)であった。11.6 16.8

結論:アスピリンはPIK3CAホットスポット腫瘍の再発を有意に低下させ、他のPI3K変化にも有益であると考えられたが、重度の有害事象が増加した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2504650
PMID: 40961426

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