頭蓋内髄膜腫が疑われた患者におけるソマトスタチン受容体PET/CTと病理組織学的所見との相関の後ろ向き評価。

原題
Retrospective Evaluation of the Correlation Between Somatostatin Receptor PET/CT and Histopathology in Patients with Suspected Intracranial Meningiomas.
背景:この後ろ向き研究では、ソマトスタチン受容体(SSTR)PET/CT所見が頭蓋内髄膜腫の疑いのある組織病理学とどのように相関するかを評価した。

方法:2006-2021年から、8,077のSSTRスキャンがスクリーニングされ、223のPET/CT(240病変)が4ヶ月以内に組織病理学的検査を受けた。レポートとSUV指標をレビューし、診断パフォーマンスを計算した。

結果:240病変中222病変(92.5%)が真陽性、7病変(2.9%)が偽陽性、11病変(5%)が真陰性、0病変が偽陰性であった。感度100%(95%CI 98.4-100%)、特異度61.1%(95%CI 35.8-82.7%)、PPV 96.9%、NPV 100%、精度97.1%。SUV AUC=94%。

結論:SSTR PET/CTは髄膜腫の検出に非常に感度が高く正確であるが、特異度には限界があり、管理のためにMRIおよび組織病理学と組み合わせる。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.125.270115
PMID: 40935608

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