小型または中型の前庭神経鞘腫に対するアップフロント放射線手術対待機およびスキャンアプローチ:V-REX無作為化臨床試験。

原題
Upfront Radiosurgery vs a Wait-and-Scan Approach for Small- or Medium-Sized Vestibular Schwannoma: The V-REX Randomized Clinical Trial.
背景:現在のガイドラインでは、小型から中型の前庭神経鞘腫の治療には、事前の放射線手術または腫瘍の増殖が検出されるまで待つことを推奨している。本研究は、腫瘍体積を減少させる上で、事前の放射線手術と待機スキャンアプローチの有効性を比較することを目的とした。
方法:本研究は、新たに前庭神経鞘腫と診断された患者100名を対象とした。参加者は、事前に放射線手術を受ける群または待機スキャンアプローチを受ける群に無作為に割り付けられた。彼らは4年間にわたって定期的な評価を受けた。
結果:100人の患者のうち、98人が試験を完了した。アップフロント放射線手術群では、1人の参加者が反復放射線手術を必要とし、2人がサルベージマイクロ手術を必要とし、45人が追加治療を受けなかった。待機スキャン群では、21人の患者が放射線手術を受け、1人がサルベージマイクロ手術を受けた。アップフロント放射線手術群は、待機スキャン群と比較して、腫瘍容積の有意に大きな減少(試験終了時の腫瘍容積のベースラインに対する比)を示した。二次アウトカムに有意差はなく、放射線関連合併症も観察されなかった。
結論:小型から中型の前庭神経鞘腫患者では、アップフロント放射線手術は待機スキャンアプローチと比較して、より大きな腫瘍容積の減少をもたらした。これらの知見は治療法の決定の指針となりうるが、長期的な臨床転帰については依然としてさらなる調査が必要である。
Journal: JAMA
DOI: 10.1001/jama.2023.12222
PMID: 37526718

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