原題
Dosimetric and Clinical Effects of Polyethylene Glycol Gel in Radical Concurrent Chemoradiotherapy for Cervical Cancer: A Phase III Prospective Multicenter Randomized Controlled Trial.
背景:この研究は子宮頚癌同時化学放射線療法中の直腸放射線被曝と合併症を最小にするPEGヒドロゲルの安全性と効果を評価することを目的とした。
方法:第3相ランダム化試験(NCT05690906)を中国の9施設で実施し、外照射療法後に10 mLのPEGヒドロゲル注射を受けた患者と受けなかった患者を比較し、その後、小線源治療と同時化学療法を実施した。
結果:94人の患者のうち、ヒドロゲルを投与された患者は、他の臓器に影響を及ぼすことなく、直腸D2cc、D0.1 cc、およびD5cc用量の有意な減少を示した。便秘のスコアが高く、直腸膣瘻が1例あったことを除いて、急性または慢性の合併症に有意差は認められなかった。
結論:PEGヒドロゲル注入は、安全性または生活の質を損なうことなく、直腸放射線量を効果的に減少させた。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.08.045
PMID: 40876576
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