原題
Quality assurance in the randomized multicentre phase III trial EORTC-1709-BTG/CCTG CE.8 (MIRAGE) for glioblastoma: Results of the radiotherapy delineation benchmark case procedure.
背景:MIRAGE試験(EORTC-1709-BTG/CCTG CE.8)では、膠芽腫患者を対象に、テモゾロミドベースの化学放射線療法にマリゾミブを追加することが検討された。本研究では、患者登録前の放射線治療の品質保証(RTQA)に焦点を当てた。
方法:参加施設は容積描出のためのベンチマークケースを提出し、RTQAチームによってレビューされた。許容できない変動があった施設は、提出書類を修正した。本研究では、標的容積およびリスクのある臓器の変動を分析し、Dice類似係数(DSC)を用いて観察者間の変動を定量化した。
結果:描写の80%に許容できない変動があり、標的体積はより頻繁に影響を受けた。RTQA後、DSCは有意な改善を示し、標的範囲の拡大につながった。
結論:RTQAは重要な描出変動を特定し、CTVの範囲を改善する一方で、リスクのある臓器への影響を最小限に抑えた。より良い描出の一貫性のためには、さらなる定量的評価が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111088
PMID: 40796015
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