多施設脳転移コホートにおける初回定位放射線手術コース後の頭蓋内進行負荷と関連する臨床パラメータ。

原題
Clinical Parameters Associated With Intracranial Progression Burden Following an Initial Stereotactic Radiosurgery Course in a Multi-institutional Brain Metastases Cohort.
背景:本研究では、定位放射線手術(SRS)後の高負荷頭蓋内進行(ICP)の危険因子を、治療後に5つ以上の脳転移(BM)を発症した患者に焦点を当てて検討した。

方法:2施設からの1383人のSRS患者の後ろ向き分析を2015年から2020年の間に行った。ICPはX線像の変化により定義し、全生存(OS)とICPからの解放はカプラン・マイヤーとCoxモデルを用いて評価した。

結果:患者の40.1%に高負荷ICPが発生し、12ヵ月OSに有意な影響を及ぼした。主要な予測因子には、少数転移性疾患および免疫療法の状態が含まれた。

結論:高リスク患者を特定するには、事前の全脳照射およびSRS後のより綿密なサーベイランスが必要であると考えられる。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101859
PMID: 40800218

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