成人型IDH変異グリオーマに対する陽子線治療:Proglio-1、多施設レトロスペクティブ研究。

原題
Proton therapy for adult type IDH-mutated glioma: Proglio-1, a multicenter retrospective study.
背景:IDH変異を有する神経膠腫は主に若年成人に影響を及ぼし、放射線療法はしばしば認知および生活の質を損なう。陽子線治療は、光子線治療よりも健康な組織を温存する可能性がある。本研究では、IDH変異神経膠腫の成人における陽子線治療の中期生存率および毒性を評価する。

方法:2016年以降にフランスで陽子線治療を受けた90人の患者について後ろ向き分析を行った。カプラン・マイヤー法を用いて全生存期間(OS)および無増悪生存期間(PFS)を評価し、毒性を評価した。

結果:追跡期間中央値27.3ヵ月で、OS中央値は達成されず、PFS中央値は42.5ヵ月であり、良好な忍容性が認められた。

結論:IDH変異グリオーマに対する陽子線治療は、良好な中期耐性と有効性を示す。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02702-y
PMID: 40764578

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