原題
Utility-based dose selection for stereotactic body radiation therapy in hepatocellular carcinoma.
背景:肝細胞がん(HCC)に対する定位放射線治療(SBRT)は、有効性と毒性のバランスをとることが必要である。本研究は、用量選択のための有用性に基づくアプローチを用いて、このトレードオフを定量化することを目的とした。
方法:SBRTで治療された患者309人の多施設コホートを利用して、局所進行、競合する死亡、および肝毒性の予測モデルが開発された。有用性の枠組みでは、個々のリスクを統合して、標準用量(RTOG 1112)と提案された有用性に基づく用量選択のアウトカムを比較した。
結果:至適用量は肝機能に基づいて有意に変化し、BEDは26 Gyから112 Gyの範囲であった。有用性の向上は、毒性および腫瘍制御の優先順位によって異なった。
結論:この新しいアプローチは、有効性、毒性、および死亡率の予測を統合することによってSBRT計画を個別化し、HCC患者に対する治療特異性を高める。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.07.1408
PMID: 40712985
コメント