原題
Variable Relative Biological Effectiveness of Protons in the Rat Spinal Cord: Measurements and Comparison With Model Calculations.
背景:本研究では,6分画後のラット脊髄におけるプロトンの相対的生物学的有効性(RBE)を評価し,線エネルギー付与(LET)と線量への依存性を調べた。
方法:LETを変化させたプロトン画分を用いて脊髄を4つの位置で照射した。不全麻痺について用量反応曲線を確立し、測定値を複数のRBEモデルと比較して、50%効果確率での用量に基づいてRBEを計算した。
結果:RBEはLETが上昇するにつれて1.11から1.32に増加し、特定の用量では最大RBE値は1.4を超えた。
結論:Braggピーク付近では1.1の固定RBEが適切であるが、遠位領域ではより高い値を考慮すべきであり、可変RBEモデルを賢明に使用すべきであることを示唆した。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101809
PMID: 40678668
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