局所進行直腸癌に対する全術前補助療法。

原題
Total Neoadjuvant Therapy for Locally Advanced Rectal Cancer.
背景:この臨床研究は直腸癌に対する全ネオアジュバント療法(TNT)を評価し,日常診療におけるその使用と結果に焦点を当てた。

方法:2012年9月から2023年12月までに種々のTNTレジメンで治療したステージII/IIIの直腸腺癌患者1,585人を対象に,21か国の61施設で行った。

結果:病理学的または臨床的完全奏効は患者の23.2%に認められた。3年イベントフリー生存率は68%であり、5年全生存率は79%であった。PRODIGE 23様レジメンは、より重篤な有害事象にもかかわらず、局所制御および生存率が良好であった。

結論:TNTは臨床現場での有効性を示したが、レジメンの選択には大きなばらつきがあった。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.2026
PMID: 40638097

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