原題
Impact of Lean Body Mass-Based Oxaliplatin Dose Calculation on Neurotoxicity in Adjuvant Treatment of Stage III Colon Cancer: Results of the Phase II Randomized LEANOX Trial.
背景:オキサリプラチンベースの化学療法はステージIIIの結腸癌患者に神経毒性を引き起こす可能性がある。本研究は、除脂肪体重(LBM)に基づいてオキサリプラチンの用量を調整することが、オキサリプラチン誘発性末梢神経毒性(OIPN)の発生率を低下させるかどうかを明らかにすることを目的とした。
方法:多施設共同無作為化試験では、患者を体表面積(BSA)ベースまたはLBMベースのオキサリプラチン投与のいずれかに割り付けた。主要評価項目は、6サイクル後にグレード2以上のOIPNが認められなかった患者の割合とした。
結果:全体で、LBMベースの用量を投与された患者の67.2%がグレード2以上のOIPNを経験しなかったのに対し、BSAベースの用量では42.1%であった。生活の質はLBM投与により改善した。
結論:LBMベースのオキサリプラチン投与は、無再発生存率または全生存率を低下させることなく、OIPNを効果的に低下させ、生活の質を向上させる。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-02754
PMID: 40540704
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