原題
Bevacizumab and Erlotinib in Hereditary and Sporadic Papillary Kidney Cancer.
背景:遺伝性平滑筋腫症および腎細胞癌(HLRCC)は、フマル酸ヒドラターゼ変異に関連する遺伝性疾患であり、乳頭状腎細胞癌のリスクを増大させ、進行期に対する有効な治療法はない。
方法:この第2相試験では、進行したHLRCC関連または散発性乳頭状腎細胞癌患者におけるベバシズマブおよびエルロチニブの有効性を、全奏効率および生存率に焦点を当てて評価した。
結果:HLRCC患者43人のうち、72%が奏効を示し、無増悪生存期間および全生存期間の中央値はそれぞれ21.1ヵ月および44.6ヵ月であった。散発例(患者40人)では、35%が奏効し、生存期間中央値は18.2ヵ月であった。
結論:ベバシズマブおよびエルロチニブは顕著な抗腫瘍活性を示し、副作用は管理可能であった。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2200900
PMID: 40532152
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