原題
Post-Transplant Cyclophosphamide-Based Graft-Versus-Host Disease Prophylaxis After Mismatched Unrelated Donor Peripheral Blood Stem Cell Transplantation.
背景:同種造血幹細胞移植(HSCT)は進行血液悪性腫瘍に対する重要な治療法であり、過小評価された集団ではHLA不適合ドナーを利用することが多く、転帰不良と関連している。この研究では、移植後のシクロホスファミド(PTCy)が生存転帰を改善できるかどうかを評価する。
方法:第II相多施設共同試験では、PTCyベースのGVHD予防を用いてHLA不一致の非血縁ドナーから末梢血幹細胞(PBSC)を受けた患者145名を対象とし、骨髄破壊的(MAC)レジメンと強度低下前処置(RIC/NMA)レジメンを比較した。
結果:1年全生存率はMACで83.8%,RIC/NMAで78.6%であり,急性および慢性GVHDの発生率は低かった。
結論:PTCyベースの予防は、MMUD PBSCを用いたHSCTにおける1年全生存率を改善し、多様な集団にわたるドナーの利用可能性を高める。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00856
PMID: 40523209
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