転移性末端黒子型黒色腫に対する腫瘍浸潤リンパ球の養子細胞移植。

原題
Adoptive Cell Transfer of Tumor-Infiltrating Lymphocytes for Metastatic Acral Lentiginous Melanoma.
背景:攻撃的な皮膚癌サブタイプである末端黒子型黒色腫は、低い腫瘍変異負荷と免疫療法に対する感受性の低下を示し、腫瘍浸潤リンパ球の養子細胞移植(ACT-TIL)の有効性に関する知識は限られている。

方法:この研究では、1999年から2018年までにACT-TILで治療された442人の転移性黒色腫患者のデータを分析し、412人の非末端症例と比較するために30人の末端黒色腫症例を特定した。

結果:ACT-TILに対する客観的奏効率は末端メラノーマで43%、非末端メラノーマで40%であり、無増悪生存期間中央値は3.5ヵ月対4.1ヵ月、全生存期間中央値は13ヵ月対17ヵ月であった。

結論:ACT-TILは末端メラノーマと非末端メラノーマの両方で同等の有効性を示し、末端症例の治療成績を向上させるためのさらなる免疫学的研究が必要である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-02348
PMID: 40513039

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