進行乳癌におけるPROTACエストロゲン受容体分解薬であるベデゲストラント。

原題
Vepdegestrant, a PROTAC Estrogen Receptor Degrader, in Advanced Breast Cancer.
背景:Vepdegestrantは、進行したER陽性、HER 2陰性乳癌を標的とする新規経口PROTACエストロゲン受容体分解薬である。

方法:この第3相試験では、以前にサイクリン依存性キナーゼ4および6阻害薬療法および内分泌療法を受けた624人の患者を、ベデゲストラント(200 mg/日)またはフルベストラント(500 mg筋注)のいずれかに無作為に割り付けた。主要エンドポイントには、独立したレビューによって評価された無増悪生存期間が含まれた。

結果:変異を有する患者における無増悪生存期間中央値は、ベデゲストラント群で5.0ヵ月であったのに対し、フルベストラント群では2.1ヵ月であった(ハザード比0.58、P<0.001)。全患者において、ベデゲストラント群では3.8ヵ月であったのに対し、フルベストラント群では3.6ヵ月であった(P=0.07)。 結論:Vepdegestrantは、特定の患者サブセットにおいて、フルベストラントと比較して無増悪生存期間の改善を示した。 Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4) DOI: 10.1056/NEJMoa2505725
PMID: 40454645

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