未治療の局所進行または転移性尿路上皮がん(EV-302)患者におけるエンホルツマブベドチン+ペムブロリズマブ対化学療法:非盲検、無作為化、対照、第3相試験からの患者報告アウトカム。

原題
Enfortumab vedotin plus pembrolizumab versus chemotherapy in patients with previously untreated locally advanced or metastatic urothelial cancer (EV-302): patient-reported outcomes from an open-label, randomised, controlled, phase 3 study.
背景:EV-302試験では、患者報告アウトカム(PRO)に焦点を当てて、進行尿路上皮がんにおける一次治療としてのエンホルツマブベドチン+ペムブロリズマブ対プラチナ製剤ベースの化学療法の有効性を評価した。

方法:この第3相非盲検試験では、全世界で886人の患者をエンフォルツマブ・ベドチンとペムブロリズマブの併用群または標準化学療法群のいずれかに無作為に割り付けた。PR Oは、簡易疼痛質問票-短縮版およびEORTC QLQ-C30を用いて評価し、様々な時点で解析した。

結果:PROを完了した患者731人のうち、エンホルツマブベドチンとペムブロリズマブの併用は、化学療法と比較して、特にベースライン時に疼痛があった患者において、最悪の疼痛スコアおよび全体的な生活の質の大幅な改善をもたらした。

結論:エンホルツマブベドチンとペムブロリズマブの併用は、生存転帰と生活の質を向上させ、未治療の進行尿路上皮がんに対する好ましい治療法となる。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00158-5
PMID: 40449498

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