グランザイムB PET検査は乳癌の食事誘発性肥満モデルにおける免疫治療への反応を予測する。

原題
Granzyme B PET Imaging Predicts Response to Immunotherapy in a Diet-Induced Obesity Model of Breast Cancer.
背景:癌治療効果に対する肥満の影響はあいまいであり、腫瘍免疫微小環境に対する正と負の両方の影響が報告されている。

方法:C57BL6/Jマウスを用いた食餌誘発肥満モデルにおいて、本研究では、Ga-NOTA-GZP PET検査とF-FDG PET検査を比較して、トリプルネガティブ乳癌における肥満に関連する免疫ランドスケープの変化を評価し、免疫治療に対する反応をモニターした。

結果:高脂肪食マウスはベースラインでより高い腫瘍グルコース代謝を示した。Ga-NOTA-GZP PETは免疫療法反応を効果的に予測し、反応性腫瘍におけるシグナルの増加を示した。

結論:肥満は代謝および腫瘍免疫環境を修飾することによって免疫療法の有効性を損なうが、Ga-NOTA-GZP PETは治療反応の信頼できるバイオマーカーとして役立ち、体重に基づく投与の必要性を強調している。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.124.268938
PMID: 40441892

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