放射線療法を受けた乳癌患者における即時乳房再建術とリンパ浮腫の発症との関係。

原題
Relationship of Immediate Breast Reconstruction and the Development of Lymphedema in Breast Cancer Patients with Radiotherapy.
背景:乳癌関連のリンパ浮腫(BCRL)は管理上の課題を提示しており、予防に関する知見は限られている。本研究では、補助放射線療法を受けている乳房切除術患者におけるBCRL発生率に対する即時乳房再建術の効果を調査する。

方法:2012年から2020年までの440人の乳癌患者のレトロスペクティブレビューでは、乳房切除術および放射線療法後のBCRLイベントを分析し、即時乳房再建術を受けた患者(229人)と受けなかった患者(211人)をログランクおよびCox回帰分析を用いて比較した。

結果:35か月後、26%がBCRLを発症し、IR群は2年BCRL率が低かった(16.3%対28.9%)。

結論:即時再建はリンパ浮腫の発生を減少させるが、リンパ節切除とIMRTはそのリスクを増加させる。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.05.062
PMID: 40425085

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