原題
Transarterial Radioembolization in the TACOME Trial: Dosimetric Analysis and Clinical Features in Predicting Response and Overall Survival.
背景:この研究はYガラス微小球を用いて治療した結腸直腸癌肝転移患者における用量-反応関係と生存転帰を調査する。
方法:176人の患者の後ろ向き分析では、[Tc]-マクロ凝集アルブミンSPECT画像から計算した平均推定腫瘍吸収線量(ETAD)と[F]-FDG PET画像で評価した治療反応に基づいて治療を評価した。
結果:平均ETADと治療反応との間に有意な相関が認められ、カットオフ値は反応と生存の予測しきい値としてそれぞれ109 Gyと152 Gyを同定した。全生存期間中央値は、ETAD>152 Gyの患者の方が低用量の患者よりも長かった(18.1ヵ月)。
結論:152 GyのETADは代謝反応を予測する可能性があるが、203 Gyはさらに長い全生存期間と関連している。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.125.269519
PMID: 40404391
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