広汎子宮全摘出術とその後の化学放射線療法で治療されたリンパ節転移陽性早期子宮頸癌のリスク層別化:レトロスペクティブな単一施設研究。

原題
Risk stratification of node-positive early-stage cervical cancer treated with radical hysterectomy followed by chemoradiotherapy: a retrospective single-center study.
背景:リンパ節転移陽性早期子宮頚癌患者における術後の強度変調放射線治療(IMRT)を用いた同時化学放射線療法(CRT)の有効性に関するデータは限られている。本研究は、個別化補助療法の予後因子を同定することを目的とした。

方法:本研究では、リンパ節転移陽性子宮頸癌を有し、根治的手術を受け、CRTを受けた患者を分析した。臨床病理学的特徴および転帰は、単変量および多変量解析を用いて評価した。

結果:160人の患者のうち、3年無病生存率(DFS)および全生存率(OS)は、それぞれ81.3%および93.7%であった。DFSの低下は、非扁平上皮組織型および4つ以上のリンパ節転移と関連していた。

結論:リンパ節転移陽性の早期子宮頸癌は、手術およびCRT後の転帰にばらつきがあり、特定の高リスク群に対して新たな治療戦略が必要である。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02655-2
PMID: 40361146

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