食道癌または胃食道接合部癌に対する術前化学放射線療法:延長CROSSレジメンを用いたレトロスペクティブ研究の結果。

原題
Preoperative chemoradiotherapy for esophageal or gastroesophageal junction cancer: results from a retrospective study using extended CROSS regimen.
背景:本研究では、CROSS試験とCALGB 9781試験の側面を組み合わせ、腫瘍学的転帰、副作用、および病理学的完全奏効(pCR)率に焦点を当てて、局所進行食道癌に対する修正ネオアジュバントレジメンを評価した。

方法:観察研究では、2014年から2018年の間にネオアジュバント化学放射線療法を受けた後に手術を受けた46人の患者を対象とし、多変量コックス回帰を用いて、生存期間中央値、pCRおよび放射線強度が死亡率に及ぼす影響を評価した。

結果:年齢中央値は67歳で、患者の16.7%にpCRが認められた。生存期間中央値は2.7年であり、pCRは死亡率の有意な低下と相関していた。

結論:より高い放射線量は、CROSSと比較してpCRまたは生存率を改善せず、線量増加の代わりに高度な放射線療法技術からより大きな利益を得る可能性があることを示している。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02637-4
PMID: 40341043

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