原題
Enhanced CAR T-Cell Therapy for Lymphoma after Previous Failure.
背景:CD19を標的とするCAR T細胞はB細胞癌治療を改善したが、長期寛解は依然として課題である。IL-18を分泌して抗腫瘍効果を増強する増強CAR T細胞産物(huCART19-IL18)を開発した。
方法:この研究では、抗CD 19療法後の再発/難治性リンパ腫患者におけるhuCART19-IL18の安全性、実行可能性、および予備的有効性を、3日間の製造プロセスを使用し、様々な用量を投与して評価した。
結果:21人の患者の中で、サイトカイン放出症候群(62%)と神経毒性(14%)が観察され、予期せぬ事象はなかった。3ヶ月後、81%が奏効を示し、うち52%が完全奏効であった。
結論:huCART19-IL18は、このコホートにおいて良好な安全性および有効性プロファイルを示し、さらなる調査が必要である。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2408771
PMID: 40334157
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