原題
Real-time morphological and dosimetric adaptation in nasopharyngeal carcinoma radiotherapy: insights from autosegmented fractional fan-beam CT.
背景:本研究の目的は、適応放射線療法(ART)の意思決定を導くために、自動分割ファンビームコンピューター断層撮影(FBCT)を用いて、上咽頭癌(NPC)放射線療法における形態学的及び線量測定的変化を評価することである。
方法:この後ろ向き分析には、中山がんセンターで治療を受けた23人のNPC患者(681のFBCTスキャン)が含まれ、ボリューム、ダイス類似性係数(DSC)、およびリスクのある臓器(OAR)の線量変動を評価するためのディープラーニングベースの自動セグメンテーションモデルに焦点を当てた。
結果:満足な自動セグメンテーション精度が達成され、OARと標的体積の線形体積とDSCが減少した。特に3~6週目に、有意な用量変動が認められた。
結論:NPC放射線療法中、特に3~6週目には、再配置のみでは線量偏差に対処できない可能性があるため、ART介入が不可欠である。用量変更が限られていることを考えると、頻繁なARTは不要である。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02643-6
PMID: 40307931
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