免疫療法を受けている肺がん患者における放射線肺炎予防のための最適な線量体積ヒストグラム閾値。

原題
Optimal dose-volume histogram thresholds for radiation pneumonitis prevention in lung cancer patients receiving immunotherapy.
背景:この研究は免疫療法と放射線療法で治療した肺癌患者における症候性放射線肺炎(RP)の発生率を評価する。

方法:免疫治療の有無にかかわらず胸部放射線療法を受けた389人の肺癌患者について後ろ向き分析を行った。傾向スコアマッチングではRP発生率を比較したが、回帰分析ではグレード2以上のRPの予測因子が特定された。

結果:RPは患者の30.33%(グレード2以上)と7.46%(グレード3以上)に発生した。同時治療では、グレード2以上のRPの発生率が低いことが示された。肺V20はRPリスクの重要な予測因子として浮上した。

結論:免疫療法はグレード2以上のRPリスクを増加させず、肺のV20≦20%を維持することはRPの予防に役立つ可能性がある。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02639-2
PMID: 40264199

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