原題
Bortezomib, melphalan, and prednisone with or without daratumumab in transplant-ineligible patients with newly diagnosed multiple myeloma (ALCYONE): final analysis of an open-label, randomised, multicentre, phase 3 trial.
背景:第3相ALCYONE試験では、新たに多発性骨髄腫と診断された移植不適格患者を対象に、ボルテゾミブ、メルファラン、およびプレドニゾン(D-VMP)へのダラツムマブの追加を評価した。
方法:この国際的な多施設試験では、706人の成人をD-VMPまたはVMP単独のいずれかを受けるように無作為に割り付けた。被験者は、中央値で86.7ヵ月間の追跡調査期間中、無増悪生存期間、全生存期間、および安全性についてモニタリングされた。
結果:D-VMP患者の全生存期間中央値は83ヵ月であったのに対し、VMPでは53.6ヵ月であった(HR 0.65、p<0.0001)。有害事象は群間で同程度であり、重篤なイベントはD-VMP患者の21%に認められた。
結論:7年以上の追跡調査により、D-VMPはこの患者群において有意かつ持続的な臨床的利益を示した。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00018-X
PMID: 40220771
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