残存病変または播種性病変を伴う小児髄芽腫における生存に対する放射線反応の影響。

原題
Impact of radiation response on survival in pediatric medulloblastoma with residual or disseminated disease.
背景:本研究は、小児髄芽腫(MB)患者の生存に対する放射線反応の影響を評価し、放射線反応の予測因子を同定することを目的とした。
方法:放射線療法(RT)前にMBと残存疾患または転移を有する170人の子供からのデータを分析した。
結果:追跡期間中央値は5.2年であり、74人の患者が完全奏効(CR)を達成し、CR群では他の群と比較して5年無増悪生存期間(prtPFS)および全生存期間(prtOS)が優れていた。残存病変部位は予測因子として同定され、脳と脊髄の両方の疾患を有する患者はより高い非CR率を示した。
結論:放射線反応はMBの生存に有意に影響し、CRを達成しない患者は強化補助化学療法から利益を得る可能性がある。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02632-9
PMID: 40217253

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