少数転移性疾患に対する全身療法および定位放射線治療の毒性および相互作用の転帰の評価:第II相SABR-5試験の二次解析。

原題
Evaluating toxicity and interaction outcomes of systemic therapy and stereotactic ablative radiotherapy for oligometastatic disease: A secondary analysis of the phase II SABR-5 trial.
背景:本研究では、種々の全身療法と併用した場合の定位放射線治療(SABR)の毒性を、特に毒性を増加させる可能性があることが知られている高リスク治療に焦点を当てて検討した。

方法:SABR-5試験の二次解析では、SABR前に全身療法を受けた患者におけるグレード2+および3+の毒性を評価した。患者は、全身療法のタイミングおよびリスクレベルに基づいて分類された。

結果:380人の患者の中で、同時高リスク療法は、非高リスク療法と比較して、グレード2+(42.9%)およびグレード3+(28.6%)の毒性の割合が有意に高かった。

結論:高リスク薬をSABRと併用する場合には注意が必要であるが、非高リスク薬は安全であると考えられる。さらなる研究が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.03.079
PMID: 40216089

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