上咽頭癌患者における放射線誘発舌下神経障害の予測モデルの開発と検証。

原題
Development and validation of Prediction models for radiation-induced hypoglossal neuropathy in patients with nasopharyngeal carcinoma.
背景:強度変調放射線療法(IMRT)で治療した上咽頭癌(NPC)患者における放射線誘発舌下神経障害(RIHN)の予測モデルを確立することを目的とした。

方法:423人のNPC患者からのデータを分析し、トレーニングセット(256人)とテストセット(167人)に分けた。線量測定変数と臨床変数を評価し、競合リスクモデルを開発し、ノモグラムを通して可視化した。

結果:3年、5年、および8年でのRIHNの累積発生率は、それぞれ2.1%、5.4%、および10.5%であった。主要な予測因子には、線量測定変数DおよびaVが含まれ、提案された耐容線量は77.3 Gyであった。

結論:RIHNリスクを評価するために、線量測定と臨床予測因子を組み合わせたノモグラムが作成され、早期介入のための高リスク患者の同定に役立った。さらなる検証が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110887
PMID: 40209855

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