進行腎細胞癌に対するベルズチファンとエベロリムスの健康関連の生活の質(LITESPARK-005):ランダム化非盲検第3相試験からの患者報告アウトカム。

原題
Health-related quality of life with belzutifan versus everolimus for advanced renal cell carcinoma (LITESPARK-005): patient-reported outcomes from a randomised, open-label, phase 3 trial.
背景:HIF-2α阻害薬であるベルズチファンは、免疫チェックポイントおよび抗血管新生療法後の進行腎細胞がんに対して米国食品医薬品局に承認されている。本研究では、LITESPARK-005試験の患者報告アウトカム(PRO)について報告する。

方法:LITESPARK-005は、進行した淡明細胞型腎細胞がんの被験者746人を対象とした非盲検第3相試験であり、ベルズチファンまたはエベロリムスのいずれかに無作為に割り付けられた。PR OはFKSI-DRSおよびEORTC QLQ-C30を用いて評価した。

結果:BelzutifanはFKSI-DRSおよびQLQ-C30スコアの改善を示し、エベロリムスと比較して疾患関連症状および生活の質の安定性が良好であり、身体機能および役割機能の低下率も同程度であることを示した。

結論:Belzutifanは患者の生活の質を損なうことなく臨床的利益を提供する。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00032-4
PMID: 40112850

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