子宮および子宮頸部のリンパ節転移陽性癌に対する補助陽子線治療の第II相試験の長期成績:子宮/子宮頸癌に対する陽子線治療。

原題
Long Term Results of a Phase II Study of Adjuvant Proton Radiotherapy for Node-Positive Cancer of the Uterus and Cervix: Proton Radiation for Uterine/Cervical Cancer.
背景:この研究は,手術後のリンパ節陽性子宮体癌または子宮頚癌患者に対する陽子ビーム放射線療法(PBS-PT)の効果を,治療関連毒性の減少に焦点を当てて評価することを目的とした。

方法:適格な患者はPBS-PTを介して45 Gy(RBE)を受けた。この研究では、PBS-PTと従来の光子療法との間で線量体積ヒストグラム(DVH)と毒性プロファイルを比較した。無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、再発パターン、および生活の質(QOL)を二次エンドポイントとした。

結果:21人の患者が治療を完了し、PBS-PTによる正常組織容積曝露の有意な減少を示した。2年および5年PFS率はそれぞれ81%および76%であり、OS率は86%および80%であった。QOLは有意に改善した。

結論:PBS-PTはLN+癌患者の正常組織毒性を効果的に最小にし、QOLを高め、有望な再発予防結果を示した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.03.010
PMID: 40089072

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