原題
Effect of glioblastoma and brain radiotherapy on T-lymphocyte subpopulations in rodents.
背景:本研究では、リンパ球減少症が免疫応答および腫瘍増殖に影響を及ぼすため、腫瘍のないマウスおよび膠芽腫を有するマウスにおいて、Tリンパ球亜集団、特にCD 8リンパ球に対する放射線療法の効果を調査する。
方法:C57BL/6マウスに脳照射または無処置を行い、フローサイトメトリーを用いてTリンパ球亜集団を分析した。この研究では、相関およびツリーベースのモデリングを通じて、CD 8リンパ球レベルに対する腫瘍サイズおよび放射線の影響を評価した。
結果:膠芽腫はすべてのTリンパ球亜集団を減少させた。放射線は調節およびエフェクターCD 4リンパ球を減少させたが、膠芽腫を有するマウスではCD 8リンパ球型が減少し、腫瘍が大きいほどこの作用が悪化した。
結論:膠芽腫および放射線は、Tリンパ球集団、特にナイーブCD 8リンパ球に影響を及ぼし、さらなる機構的研究が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110801
PMID: 40081500
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