進行または再発胸腺がん患者におけるアテゾリズマブ+カルボプラチンおよびパクリタキセルの活性と安全性(MARBLE):多施設共同、単群、第2相試験。

原題
Activity and safety of atezolizumab plus carboplatin and paclitaxel in patients with advanced or recurrent thymic carcinoma (MARBLE): a multicentre, single-arm, phase 2 trial.
背景:進行または再発胸腺癌は予後不良であり、新しい治療法は限られている。カルボプラチンとパクリタキセルの併用は、化学療法を受けたことのない症例に対して標準である。この研究では、化学療法との併用でアテゾリズマブを評価した。

方法:日本の多施設共同第2相試験では、進行胸腺がん患者48人に対して、atezolizumab、カルボプラチン、およびパクリタキセルを6サイクル投与した後、atezolizumabのみを投与した。主要評価項目は客観的奏効率であった。

結果:追跡期間中央値は15.3か月で、客観的奏効率は56%であり、好中球減少および白血球減少を含む重大な有害反応が認められた。

結論:カルボプラチンおよびパクリタキセルと併用したAtezolizumabは、有望な有効性および管理可能な安全性を示し、この患者集団に対する潜在的な治療選択肢となっている。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00001-4
PMID: 40049197

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