直腸癌の術後骨盤再発に対する炭素イオン放射線療法後の腰仙部神経叢障害:前向き観察研究(GUNMA 0801)のサブ解析。

原題
Lumbosacral Plexopathy After Carbon-ion Radiation Therapy for Postoperative Pelvic Recurrence of Rectal Cancer: Subanalysis of a Prospective Observational Study (GUNMA 0801).
背景:直腸癌術後再発に対する陽子線治療(CIRT)後の放射線誘発腰仙部神経叢障害(RILP)の危険因子に関するデータは限られている。

方法:本研究では、GUMANA 0801試験からの20人の患者を分析し、16分割で73.6 Gy(RBE)を投与した後のRILSPの発生率と線量測定パラメータに焦点を当てた。

結果:追跡期間中央値24か月で、RILSPは腰仙部神経叢の22.5%に発生し、10%はグレード2に分類された。より高い線量と照射体積はRILSPと関連していた。

結論:D2 cm≧73.82 Gy(RBE)とV50 Gy(RBE)=33.2%はRILSPの予測カットオフ値であり、直腸癌再発の治療計画に役立つ。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101711
PMID: 40007614

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